最近いろいろ新機能を搭載したリールが登場しているが、
先日0.3号でシーバスを釣った時ダイワの新しいドラグシステムに感心した。
ATD=オートマチックドラグシステム
ダイワハイエンドリールのイグジストを始め
スタンダードモデルの15フリームスにも搭載されている新機能
正直このドラグシステムが発表になった時、「UTDアルティメットトーナメントドラグと変わらんだろ?」っと
思いましたが・・・そうではなかった。
従来のUTDでもドラグのラインの出がスムーズで魚の動きについていく良いドラグです。
今までのドラグシステムでも十分な魚とのやり取りができたのですが、技術は進歩するもの・・・
進化したドラグシステムを実際フルで使って見て実感しました。
2000番0.3号でこの時期の高活性のシーバスとファイトする。
夏のシーバスは水温も高いし、ベイトも豊富で体力もMAXです。
とにかく引きが強く、暴れますし、エラ洗い、ジャンプもあたりまえ。
ラインキャパも通常より高く設定して釣るのですが、それをあえて低く設定してドラグの機能を最大まで
試してみることに。
極細PEでシーバスを釣るのがどんなに難しいかというと、ちょっとした操作ミスで1発でラインブレイク
してしまいます。
例えばファイト中のトラグ操作で焦ってスプールを触ってドラグの動きを止めてしまうと、即アウト。
ファイト中の操作でドラグが効きすぎてしまってもダメ。
メンテナンス不足なんてもってのほかです。
もちろんファイト中のロッド操作もあるのですが、ロッド操作が上手くても、ラインが魚の動きに合わせて
ラインが出てくれなければお話になりません。
ファイト時は本当に重要になる機能がドラグなのです。
※ドラグが良くなければPE0.3ちょっとのミスでラインブレイクするサイズのシーバス。
ではATDはUTDと何が違うのか?
それはヒット時や魚の走り出し強烈な引きの時はスムーズにラインが出るのですが、
ファイト中はある程度ラインが出過ぎないようにドラグノブ操作無で魚の動きに合わせて
ちょうど良いテンションを保ってくれるのです。
どういう仕組みでそんな動きをするのか技術的なことはわかりませんが、特殊グリスとフェルトワッシャー
に秘密があるらしいです。
「たかがそんなパーツで変わるのか?」っと思われるかと思いますが、実際に使ってみればわかると
思います。
ぜんぜん違いますよ。(笑)
ドラグ操作無でファイトに集中できるのでとても楽になりました。
※釣る前に狙っている魚のサイズを想定してドラグ調整は必ずおこなってください。
正直、今のスピニングリールの中でのトラグ性能は1番じゃないかと思います。
フリームスで最大限ATDシステムを活かしたい時は、
RSC BBドラグチューニングキットを追加で組み込んでください。
ヘッジホッグスタジオから発売している
フルベアリングキットは更にオススメです!
これからどんどんダイワのリールはATDのリールが発売するんでしょうね。
そしてダイワに対抗してシマノがどんなリールを発売するか、とても楽しみです。