イワシン東京湾釣行記

最近ハゼのログばかりなので、たまにはちょっと違う話題を・・・

ちょうど去年のこの時期だったと思います。

仲間と3人で外房の某磯へ行った時の話。
ヒラスズキが釣れていると情報が入り行ってみるが、まったく反応が取れず釣果はホゲ。

私と師匠は別に釣れなくても良かったのだが、遠方からわざわざ来てくれたＳさんは期待していた分
ちょっとがっかりした様子でした。

せっかく来たのに手ぶらでかえすのも申し訳ないので、磯をランガンしている時にたまたま見つけた
魚をお土産に持ち帰ってもらおうと捕獲作戦試みることに・・・。

その魚は台風の時にたまたま昔の伊勢えび養殖用の活けすに入ったようで、3匹ほど活けすの中を
泳いでいた。

鯛の様な形をした謎の魚・・・

師匠に「あれ何？」っと聞くと

師匠：う～ん良くわからんがとりあえず食えそうだから引っかけてみようか！

手持ちのジグの針をトレブルに変えて引っかけ釣りをしてみることに。

意外と引っかけるのが難しく苦戦していると、先に師匠が魚のエラにフッキング。

すると浮いてきた魚を見て師匠が・・・

「石垣鯛だ！」っと叫ぶ。


「石垣鯛？何それ？食えるの？旨いの？」っと尋ねると・・・超旨いとのこと。

ブン曲がるロッド！かなり強い引きで手こずる師匠

1回目のヒットはフックが曲がりバラしてしまった。

師匠：流石は石垣鯛・・・強烈な引きだ！(笑)

師匠がフックを修正している間に私も掛けるが、やはり強烈な引きでフックアウト。

「こいつは無理か？」っと思っていると再び師匠がヒットさせる！

今度は口に近い場所に掛ったようで何とか釣りあげることができた。

釣りあげた後もすごく暴れてフックを外すのに苦労したくらいだ。

私も負けじと引っかけると・・・一瞬すさまじい引きを見せたが、何故かくの字になったまま固まって
しまった。
あれ？師匠の時とあきらかに違う・・・

釣りあげた後も固まったまま動かない。

「なんで？」っと思いフッキングしたところを確認すると・・・

なんと石垣鯛の肛門に直撃してました！(笑)

魚ってさぁ～・・・肛門にフッキングすると固まっちゃうの？

師匠：しらね～(笑)でも本当に固まったまんまだね！(笑)

これで2匹捕獲、あと1匹獲ればコンプリート

再度引っかけを試みると・・・またもや私が引っかけ成功！

するとまた強烈に引いた後くの字で魚がフリーズする。

まさかと思い掛った場所を確認すると・・・また肛門でした。

師匠：いや～ある意味すごいね！狙ってんの？

狙えるか！たまたまじゃ！！


獲った石垣鯛はＳさんがお土産としてお持ち帰り（お刺身ですごくうまかったそうです。）

その後私は帰りの車の中で師匠に「〇〇〇ハンター」っという称号を頂戴しました。


おしまい